前立腺がんと病院選び

告知を受けた時に、治療を始めなくてはならないことは分かるものの、どこの病院に行くべきであるか、心当たりがある方は少数派でしょう。泌尿器科に縁がなかったという方も少なくないはずです。そのような状況において､前立腺がんになっても病院の選び方が分からないという大きな問題に当たることになります。

病院選びの方法

前立腺がんの治療実績は、病院によって大きな差があります。治療において主導権を握るのは専門医ですので、どの病院を選ぶかによって、これからの人生を大きく左右することになりますので、慎重になりましょう。決して妥協はしないことが大切です。以下では、病院選びにおいて何に注目するかを紹介します。

前立腺がんの治療実績がある病院

もっとも重要なことであり、当然でもあります。これまでに実績を残しているということは、それだけの実力があることが伺えます。また、多くの症例を目の当たりにしてきたということですので、専門医の経験の蓄積も予想されます。

豊富な経験を持っているということは、それだけ適切な診断や処置を行える可能性が高まることになります。待機療法や手術、ホルモン療法、放射線治療、抗がん剤と前立腺がんには様々な治療方法がある中で、最適な組み合わせを見つけ出し、実行してもらえることが期待できます。

前立腺がんの名医がいる病院

主治医として名医と呼ばれる専門医がいることは、闘病生活においてこの上なく心強いことです。名医の探し方については、前立腺がんの名医のページで紹介していますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

相談をしやすい病院

前立腺がんとの闘病生活において、もっとも頼りになる専門家は主治医です。心配なことがある時に、主治医がどれだけ親身になって相談に乗ってくれるかは、患者さんの心理に大きな影響を及ぼします。

主治医の対応によって、希望を持って治療に励む期になることもあれば、一層不安に陥るだけということもあります。また、主治医だけではなく、看護士やソーシャルワーカーの態度も見ておくとよいでしょう。

通いやすい病院

治療は長期間に及ぶことが珍しくありません。そうなると、毎回遠方まで足を伸ばすのは大きな労力となります。同じ程度の治療を受けられるのであれば、負担が少ない近場であることに越したことはありません。多くの患者さんの前立腺がんの症状を治してきた有名病院にこだわるのが悪いわけではありませんが、現実的に通いつづけることができるかどうかを考えることは欠かせません。

セカンドオピニオンなら遠方の病院でもよいのですが、治療を受けるにあたっては、一度や二度で済むわけではありませんので、長期化しても対応できる地域から選びましょう。

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