前立腺がんの腫瘍マーカー(PSA検査)

前立腺がんの腫瘍マーカーにはPSA(前立腺特異抗原)、ガンマセミノプロテイン、前立腺性酸性フォスファターゼがあります。

腫瘍マーカーとは、前立腺がんがある場合に血液中に増える物質のことで、量を測定することによって異常の有無を調べます。ただし、前立腺肥大症や前立腺炎でも値が上昇するため、識別が必要です。

腫瘍マーカーの中でも効果的なのがPSA検査です。スクリーニング検査に容易に用いることができるため、早期発見に貢献しています。また、治療を行った後の再発の有無の判定にも利用されています。

PSAの値は年齢が上がるにつれえ上昇していきます。健康な方なら50歳で4ng/mL以下ですが、前立腺がんの方を検査すると、10ng/mL以上になります。このように異常値を示した場合には、原因を特定することになります。

腫瘍マーカーだけで前立腺がんであることの確定診断を行うことができるわけではありません。しかしながら、異常を見つけるきっかけになり、多くの方の早期発見の手助けとなっています。

PSA検査で異常があった場合には、より詳しく調べる必要があります。この場合には、直腸診や超音波検査を行います。さらに詳しく調べる方法としては、生検があります。生検では、超音波をガイドにしながら針で組織を採取し、顕微鏡で観察します。

これらの検査で前立腺がんであることが分かった場合には、CTやMRI、骨シンチグラムでガン細胞の広がり具合を見極めます。

癌の中でも、種類によっては有効なスクリーニングが確立されておらず、早期発見が難しいものがあり、一例としてすい臓がんが挙げられます。それに比べると、前立腺がんは腫瘍マーカーという有効なスクリーニングの方法が確立されており、早期治療に結びつきやすいと言えます。

50歳以上になったら、少なくとも2年に1回は検診を受けておくようにしましょう。早い時期で発見することが、良好な予後に直結します。

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