前立腺がん闘病記の見つけ方

書籍やインターネットで見ることができますが、圧倒的に情報量が多いことや無料で読むことができることを考えると、インターネット上で検索するのが最も便利でしょう。ブログの普及の影響もあり、ネット上では実に数多くの闘病記が公開されています。

前立腺がん闘病記の読み方

書いているのは患者さんであり、必ずしも医学的に正確な内容ばかりではありません。著者の個人的な体験や見解が含まれていることは理解しておきましょう。すべてが正確な内容とは限りませんし、他の方には通用しない事情がある場合もあります。過信しすぎてしまうと、誤った知識を入手する原因になってしまうこともあります。

闘病記を読むことの大きなメリットとしては、他の患者さんの生の声を聞くことができるという点にあります。病院で専門医から聞く内容は正しいものではありますが、あくまで医師としての立場から語られている言葉であり、体験者の言葉ではありません。

悪くいえば他人事なのです。その点、同じように闘病生活を送っている方の話は感情を共有することができます。癌と聞くと、誰しも心が揺れます。どのように感情をコントロールしてきたのか、辛い時に気持ちを前向きにするための考え方など、精神的な部分でも学ぶべきところは多くあります。

また、他の方の体験を参考にすることによって、今後自分の身に起こることを予測することができます。以下では、多くの方の関心事である治療や予後との関係について見ていきましょう。

前立腺がんの治療と闘病記

治療は手術やホルモン療法、放射線治療、抗がん剤を組み合わせて行うことになります。当然ながら、前立腺がんの闘病記にもこれらの内容は多く触れられています。特に手術の場合には、術後の機能障害について記述されていることもあります。

手術前に不安を感じたときに読んでみるとよいでしょう。機能障害については、実際に生活をしてみないと実感できない部分もありますので、どのような点で困るか、あるいは支障がないかを知ることは参考になります。

前立腺がんの予後と闘病記

治療が終わっても、それが完治を意味するわけではありません。再発を起こさないか、予後についても慎重な見極めを行うことが欠かせません。定期的な検査の結果についてその都度報告してある闘病記も多いので、具体的なイメージを描くために役立ちます。

予後の経過には、治療の時期が重要な要素となりますので、どの病期（ステージ）に該当するかをチェックしておくとよいでしょう。

前立腺がん名医と闘病記

患者さんの興味の対象となりやすい話題として、名医と呼ばれる専門医は無視することができません。やはり名医がいる病院で治療を受けたいと考える患者さんは多いものです。

そのため、名医について調べたことが掲載されている場合や、実際に通った病院に名医と呼べる医師がいたかどうかを書いている闘病記が散見されます。そのため、病院選びや名医を探すための手がかりとして活用することができるでしょう。

前立腺がん闘病記を書いてみる

ここまでは闘病記を読むことについて見てきましたが、書き手に回るということについても最後に触れておきましょう。告知を受けた方なら、心の中で多くの感情が渦巻いてきたことと思いますが、それらを整理するためには文字にしてみることが重要な意味を持ちます。

頭の中で考えていることは、たとえ理路整然としているようでも、感情に影響を受けることが多大にあります。文章に置き換えることによって、それらの感情を客観的に見ることができるようになるのです。

したがって、闘病記を書くことは頭を整理するために有効です。他の人に公表するのならブログやホームページを使うことができますし、人に見せたくないのなら個人的な手記にしておけばよいでしょう。

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