前立腺がんの予後

治療を行ったあとの経過を表す前立腺がんの予後は、他のガンに比べると良好な傾向にあります。

生存率はステージによって異なりますが、全体を通してみると、症状を改善しやすいものと言えます。また、症状の発見から、長期の生存期間を期待することができることも特徴です。

予後を左右する要素としては、症状の進行度や年齢、全身状態、分過度、治療法によって異なります。したがって、生存率は参考になりますが、過剰に信頼しないで下さい。

治癒のためには、なんと言っても早期発見が重要です。そのためには、PSA検査が有効ですので、50歳を過ぎたら毎年受診しておくことが大切です。検診は面倒でも、健康を手に入れるためと考えれば、年齢相応の注意と言えるでしょう。

悪性度は低めですが、それでも命に関わることもあります。治療が簡単には行かない時には、前立腺がんの名医を探すのもよいでしょう。主治医の力量も、予後に影響を与える可能性がある要因です。

手術やホルモン療法、化学療法、放射線療法といった各種の治療法について正しい判断をできるように、それぞれの特性について理解しておくことが必要です。不明な点があれば、遠慮しないで主治医に説明を求めてください。